ボリュームについて

ボリュームは、単一プールから割り当てられた論理的に連続したストレージブロックの範囲で、ディスクアレイで論理ユニット番号 (LUN) として表されます。ボリュームには、仮想化方式、サイズ、アレイの内部構成に応じて、アレイで構成された物理デバイスから、単一物理ディスクに完全に含まれるものまで、幅広い形式があります。接続されたサーバーシステムで実行されているアプリケーションにとって、これらの詳細は、アレイコントローラによって透過的になります。Sun StorEdge 6920 システムでは、ホストにマッピングし、ストレージプールから割り当てることができる論理エンティティとしてボリュームを表します。

ボリュームを作成すると、ストレージシステムのデータを効率的に管理できます。ボリュームは、アプリケーション、データベース、およびファイルシステムがデータを保管できるコンテナとして機能します。

ボリュームを作成するためのストレージ領域のプールに仮想ディスクを配置して、システムの物理ストレージを管理します。ボリュームは、ストレージプールの仮想ディスクから作成されます。指定に基づいて、システムは適切な仮想ディスクからストレージを自動的に割り当て、ボリュームの構成要件を満たします。

ボリュームを作成したあとに、環境内の各イニシエータをボリュームの 1 つに割り当てることができます。システムには、ボリュームの作成、ストレージプールの作成、およびイニシエータの割り当てを簡単に行えるウィザードが用意されています。

システムに作成するボリュームの容量を適切に構成するために最大限の努力を払うべきですが、構成した容量が不足していることに気づいた場合は拡張することができます。ボリュームの拡張を行う場合は、データを保存するために最初に必ずバックアップを行なってください。

現在のボリュームを確認するには、ボリューム情報の表示で説明している「ボリュームの概要」ページを参照してください。

関連項目