マニュアルページ er_archive.1
NAME
er_archive - パフォーマンス実験用の関数およびモジュールの リ
ストを生成
形式
er_archive [ -nqFA ] experiment.
er_archive -V
説明
er_archive は、実験が正常に終了したとき、および、実験に対 し
て ア ナライザまたは er_print コマンドが最初に起動されたとき
に、自動的に実行されます。er_archive は、実験に関係する共 有
オブジェクトのリストを読み取り、そこにリストされている各共有
オブジェクトに対する出力ファイルを生成します。出力ファイルに
は、各共有オブジェクトから関数およびモジュールへのマッピング
情報が含まれ、接尾辞に .archive を持つ名前が付けられます。対
象 のプログラムが異常終了した場合、er_archive は実行されませ
ん。
データを記録したマシンとは異なるマシン上でその実験を検査した
い 場 合 は、 デー タ を記録したマシン上で、その実験に対して
er_archive を手動で実行しなければなりません。
.archive ファイルは、実験ファイルで参照されるすべての共有オ
ブジェクト用に生成されます。共有オブジェクトが見つからない場
合、実験ファイルに記録されているものと異なる時刻表示が存在す
る場合、または er_archive が実験ファイルが記録されたマシンと
異なるマシンで実行されている場合は、.archive は警告を含み ま
す。警告は、er_archive が手動で (-q フラグを指定しないで) 実
行されている場合は、stderr にも書き込まれます。
オプション
-n 指定された実験のみアーカイブしてください (その派生
はアーカイブしない)。
-q 警告を stderr に書き込まないでくださ い。 警 告 は
.archive ファ イ ル に 反 映され、analyzer または
er_print 出力に表示されます。
-F .archive ファイルの書き込みと読み出しを強要 し ま
す。この引数は、
er_archive を手動で実行し、警告を含むファイルを書
き換えるのに使用することができます。
-A すべてのロードオブジェクトの実験に対する書き込みを
要求します。この引数は、実験が記録されたマシン以外
のマシンに、より容易にコピーされる実験を生成するの
に使用できます。
-V er_archive のバージョン番号の情報を出力し、終了 し
ます。
互換性
er_archive は、以前のバージョンのツールで記録された実験で は
実行できません。起動した場合、警告が出力されます。実験が記録
されたリリースの er_archive のバージョンを使用してください。
関連項目
collect(1)、 collector(1)、 er_print(1)、
『プログラムのパフォーマンス解析』